おおぞね

愛知県 名古屋市 東区

名古屋のオンリーワン―専用高架を走る進化系バスを見に行く

大曽根駅の写真

名鉄・JR北口駅舎と駅前風景

4路線が乗り入れる名古屋北東の交通ジャンクション大曽根。名鉄瀬戸線大曽根駅では高架橋の耐震補強と同時に商業施設を一新する工事が進行中。高架下で営業していた「大曽根プラザ」のテナントはすべて閉店済みで、数年後には「μPLAT(ミュープラット)大曽根」として生まれ変わる模様。

名鉄瀬戸線大曽根駅

名鉄瀬戸線大曽根駅

名鉄瀬戸線大曽根駅出入口

名鉄瀬戸線大曽根駅出入口

耐震補強と商業施設開発工事が進行中の名鉄瀬戸線大曽根駅

耐震補強と商業施設開発工事が進行中の名鉄瀬戸線大曽根駅

名鉄瀬戸線高架下の名古屋大曽根駅前郵便局と銀行ATMコーナーは存続

名鉄瀬戸線高架下の名古屋大曽根駅前郵便局と銀行ATMコーナーは存続

名鉄瀬戸線に並ぶ形でJR大曽根駅北口駅舎がある。ところで高架橋の駅名看板は、西側から見ると「名鉄」、東側には「JR」としか表記されておらず、連携不足を感じる。実際は内部でつながっているのだから、「金山総合駅」の好例を見習い、不慣れな利用者にもわかりやすい案内を行ってほしい。

JR大曽根駅北口駅舎

JR大曽根駅北口駅舎

JR大曽根駅北口改札

JR大曽根駅北口改札

JR高架下の駅ナカ商業施設「ASTY(アスティ)大曽根」は2016(平成28)年ごろからリニューアルされ、「スターバックスコーヒーASTY大曽根店」やミニスーパー「成城石井SELECTアスティ大曽根店」、書店の「TSUTAYA大曽根店」などがオープンした。

リニューアルされたJR大曽根駅の駅ナカ商業施設「アスティ大曽根」

リニューアルされたJR大曽根駅の駅ナカ商業施設「アスティ大曽根」

大曽根駅には地下鉄名城線も乗り入れる。環状運転をする電車がある一方、栄・金山を通り名港線に直通する電車の多くは大曽根駅で折り返す。このため、運転本数的に見ると大曽根は都心部と周辺部の境界駅となっている。

地下鉄大曽根駅2番出入口

地下鉄大曽根駅2番出入口

オズガーデン

大曽根駅北口の西側駅前には地下街「OZ garden(オズガーデン)」がつくられ、地下鉄と名鉄・JRとの乗り換え通路を兼ねている。地下2階は駐車場、地下3階は「大曽根雨水調整池」として機能おり、防災を含めた総合的な街づくりの一翼を担っている。

大曽根駅北口の西側駅前にある地下街「オズガーデン」

大曽根駅北口の西側駅前にある地下街「オズガーデン」

大曽根駅前地下街「オズガーデン」の広い入口階段

大曽根駅前地下街「オズガーデン」の広い入口階段

ゆとりーとライン

大曽根駅に乗り入れるもう一つの交通機関がガイドウェイバス「ゆとりーとライン」。横向きに回転する小さな案内輪をタイヤ脇に備えたバスは、高架上に敷設された軌道に沿ってハンドル操作なしで走行できる。バス専用軌道なのでもちろん渋滞は皆無。日本で事業化されているはここだけだ。

高架のバス専用軌道を走るガイドウェイバス「ゆとりーとライン」

高架のバス専用軌道を走るガイドウェイバス「ゆとりーとライン」

ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」大曽根駅

ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」大曽根駅

ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」大曽根駅の折返し設備

ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」大曽根駅の折返し設備

ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」の高架専用軌道は守山区の小幡緑地駅まで続いている。そこからバスは地上に下り、案内輪が自動的に格納されて通常の路線バスとして続きの区間を走る。

大曽根駅から西方に伸びるガイドウェイバス「ゆとりーとライン」の高架軌道

大曽根駅から西方に伸びるガイドウェイバス「ゆとりーとライン」の高架軌道

JR大曽根駅北口前に、ゆとりーとライン大曽根駅に上る大きな階段がある。「ナゴヤドームへ早くて便利」の告知が目立つ。もちろん、ナゴヤドーム前矢田駅へ並走する地下鉄名城線を意識しているのだろうが、市街地から直通する地下鉄に集中しがちな乗客の分散を図る狙いがあるのかも知れない。

ナゴヤドームへ行く客の誘致が目立つゆとりーとライン大曽根駅入口

ナゴヤドームへ行く客の誘致が目立つゆとりーとライン大曽根駅入口

ゆとりーとライン大曽根駅の2階には、改札口や定期券うりば、出発案内表示器があり、ここは鉄道の駅かと見紛う。大曽根駅ではラッシュ時の運賃精算はバス車内で行わず、改札出口に備えられた運賃収受器が使用される。定期券うりばではICカードへのチャージも受け付ける。

ゆとりーとライン大曽根駅改札口と定期券うりば

ゆとりーとライン大曽根駅改札口と定期券うりば

ゆとりーとライン大曽根駅の出発案内表示器

ゆとりーとライン大曽根駅の出発案内表示器

ゆとりーとライン大曽根駅のホームがある3階までは、エレベーター、エスカレーターが利用可能。降車ホームで客を降ろしたバスは折返しのループ線を通って乗車ホームに入る。のりばは行先別に2つに分かれている。

ゆとりーとライン大曽根駅ホーム階

ゆとりーとライン大曽根駅ホーム階

ガイドウェイバス以外の市バス路線は、地下街「オズガーデン」上の大曽根駅バスターミナルから発着する。駅からの通路には大型の上屋が連続しており、雨に濡れずに利用できる。

大曽根駅バスターミナル

大曽根駅バスターミナル

大曽根本通商店街「オゾンアベニュー」

大曽根本通商店街「オゾンアベニュー」はかつて、大須・円頓寺と並ぶ名古屋3大アーケードとして栄えた。しかし、名古屋市の再開発により開通した市道が横断歩道を設けることなく横切り、森下駅近くまで続いていた商店街は分断された。都市計画の理想と現実に悩まされ続けた悲運の商店街だ。

商店街「オゾンアベニュー」入口

商店街「オゾンアベニュー」入口

東大曽根交差点にある「ガスト大曽根店」と「眼科三宅病院」

東大曽根交差点にある「ガスト大曽根店」と「眼科三宅病院」

東大曽根交差点にある「Meitetsu BMW大曽根店」

東大曽根交差点にある「Meitetsu BMW大曽根店」

三菱電機名古屋製作所

大曽根駅東側に広大な敷地を有する三菱電機名古屋製作所。1924(大正13)年に電動機の量産工場として操業を開始し、現在は産業用ロボットやファクトリー・オートメーション(FA)の中核工場として稼働している。朝夕には駅と工場門との間の人通りが一気に増える。

大曽根駅東側の広大な敷地で操業する三菱電機名古屋製作所

大曽根駅東側の広大な敷地で操業する三菱電機名古屋製作所

三菱電機名古屋製作所に近い地下鉄大曽根駅1番出入口

三菱電機名古屋製作所に近い地下鉄大曽根駅1番出入口

商業施設「マリオン大曽根」前にある地下鉄大曽根駅6番出入口

商業施設「マリオン大曽根」前にある地下鉄大曽根駅6番出入口

メッツ大曽根

大曽根駅から東へ300mほど行くと、食品スーパー「ヤマナカ大曽根店」や家電量販店「エディオン メッツ大曽根店」などが入る複合施設「メッツ大曽根」がある。大型駐車場も備えており、大曽根駅を境に郊外エリアに入った感がする。

大曽根駅東側の複合施設「メッツ大曽根」

大曽根駅東側の複合施設「メッツ大曽根」

JR南口駅舎と駅前風景

JR大曽根駅にのみ南口が設けられている。ナゴヤドームや徳川園・徳川美術館へは北口からよりは近いものの、歩くと少し距離を感じる。

JR大曽根駅南口階段前にある「ナゴヤドームまで1.25km 徒歩15分」の看板

JR大曽根駅南口階段前にある「ナゴヤドームまで1.25km 徒歩15分」の看板

1911(明治44)年の国鉄大曽根駅開業時、現在の南口が唯一の出入口だった。JRのホームは今でも南口寄りにあるため、地下鉄開業に合わせてつくられた北口改札からホームまでは、100mほど通路を歩かされる。

上部はマンションになっているJR大曽根駅南口駅舎

上部はマンションになっているJR大曽根駅南口駅舎

コンビニ「ベルマートキヨスク」を併設しているJR大曽根駅南口

コンビニ「ベルマートキヨスク」を併設しているJR大曽根駅南口

JR大曽根駅南口前には小さいロータリーがあるが自家用車送迎用で、バスやタクシーは乗り入れていない。隣接する立体駐車場の最大料金も比較的手頃だ。ナゴヤドームへの徒歩客のための案内地図が掲げられている。

JR大曽根駅南口前の自家用車送迎用ロータリー

JR大曽根駅南口前の自家用車送迎用ロータリー

名鉄瀬戸線高架下にある「名鉄セントラルフィットネスクラブ大曽根」

名鉄瀬戸線高架下にある「名鉄セントラルフィットネスクラブ大曽根」

大曽根の地図

大曽根の路線図

大曽根の路線図

大曽根の隣の駅

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